示した資料は、本年度、米養が掲げる教育の重点です。8つありますが、特に3~5に最も力を入れていくと「学校経営説明会」で話しをさせていただきました。
本年度の「PTA総会」並びに「学校経営説明会」は、4月23日(月)に行われました。なるべく保護者が参加しやすいようにと例年どおり4月末の月曜日の開催で、今回はさらに議事が円滑に進むように事前に資料を配付して行いました。
今年度は、会長と副会長だけでなく、各部長もすべて交代となり、準備等も大変だったと思いますが、役員の皆さんのご協力のおかげで、時間内に予定していた全ての会が滞りなく進められました。ご協力ありがとうございました。今年度も宜しくお願いします。
その中で、「米養の就労コース」についてご質問がありました。これまでの経緯を踏まえ、宍戸(旧)会長からご説明いただいたとおり、現状ではすぐに開設は困難かと思います。しかし、だからといって就労を目指す生徒に対して十分な教育を行えないということではありません。
説明させていただいたように、ニーズに応じた現場実習や課外時間における職業の学習なども増やしており、昨年度は一般就労(もちろん障がい者枠での就労ですが)者4名と、本校では最も多い人数です。希望すれば必ず就労できると断言できませんが、能力や個性を最大限発揮できる環境を整え、本人、保護者と教職員が一生懸命目標に向けて取組み、内定を獲得しています。
それら就労を決めた保護者の中には、コースなどなくて高1段階で判断されなくてむしろ良かったという声が出ていることも事実です。また、就労を目指す生徒だけ特別扱いして取り上げているのではなく、個に応じた様々な進路先を決定できるようにこれまで以上に高等部職員は頑張っています。色々な考え方があると思いますが、これからもどんな場合でも生徒の<挑戦>をしっかり支えていき、目標を達成できるように皆さんと共に<一生懸命>取り組んでいきます。
今年は、10人程一般就労を目指す高3の生徒がいると聞いています。「就労コースが米養になかったから・・・」などという言い訳が出ることの無いように、将来の見通しをしっかりと持って日々の生活を充実したものにしていきましょう。
平成30年4月25日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀