転勤が決まりました。4月からは私にとって古巣であり、特別支援学校スタート地である山形県立山形聾学校に勤務いたします。聴覚に障がいのある子どもが通う特別支援学校です。
米沢養護学校には、教頭時代を含めると5年間お世話になりました。教頭と校長の間の3年間は県教育庁に勤めていたのですが、ここでの主な仕事に西置賜における分校開設がありましたので、合計8年間米沢養護学校にお世話になったように感じています。
この8年間は、保護者の皆様、地域の方々、関係機関の方々などたくさんの方々に本当にお世話になりました。米沢養護学校や特別支援教育に関しては大きな変革の時でしたが、皆様のお力添えがあり、本校は確実に発展を遂げたと思います。
特に開設した分校に関しては、当初は様々な不安や心配事もありましたが、現在は地域にとってなくてはならない学校であると自負しています。まだまだ完成形ではなく、改革の余地は残されていますが、きちんと地に足をつけて今後も進めていきたいと考えています。
その他にも一般就労希望者が増え就労コースが現実味を帯びていますし、通学保障が進んできたことで寄宿舎が休舎になるなど、共生社会の形成に向けて大きく進んできたと言えます。
私も、勤務地は変わりますが、これからも本校や特別支援教育の推進のために少しでも貢献できればと思っています。新しい校長先生の「飯野明校長」は私よりもずっと力のある校長先生なので、安心して本校の教育を任せられます。子ども達の自立と社会参加がますます推進されるよう、どうか今後ともご協力・ご支援のほどお願い申し上げます。
長い間(短い間?)ありがとうございました。また、お会いしましょう。
平成31年3月22日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀