6月28日に校長室だより第4号を掲載してすぐに、小学部1年生のお母さんから「校長先生見ました」という声がけをいただきました。さらに、本校で医療的ケアを行っている看護師からも「毎回楽しみにしています」という話を聞き、お世辞という意味を知らない私は意気揚々となり、すぐに第5号の作成に取りかかりました。現在は1学期末のまとめの時期なので、毎日様々な学習が展開しており、お知らせしたいこともたくさんあるのでした。
6月30日(木)は、本校の創立記念式で41歳になりました。児童生徒会主催の式典2部で、「米養クイズ」や「じゃんけん大会」が行われ、本校歴史の4割近く在籍する教務主任のT橋先生が「今までで一番盛り上がりました」と話していたとおり、みんなの笑顔一杯の時間でした。校長式辞などはかすんでしまったほどで、横山君率いる児童生徒会執行部の皆さんに感謝です。
7月1日(金)は、やまなみ学園分教室の中学部校内授業研でした。中学部の5名が【クラフト班】と【紙すき班】に分かれての作業学習でしたが、それぞれ持てる力を十分に発揮しながら自分の仕事に前向きに取り組んでいました。本校に通い何度か合同で作業学習を行い、手順等も確認したことで見通しを持つことができていたと思います。お客様の要望に応じて作成するオーダーメイドのコースターもあり、やまなみ学園の園長先生からもお褒めの言葉をいいただきました。
7月5日(火)は、『九里学園高等学校』と本校高等部の交流及び共同学習がありました。九里学園の3年生女子進学クラスの29名が本校を訪れ、風船バレーボールと作業学習を一緒に行いました。初めて会ったばかりですが、コミュニケーションが弾む班もあり、本校高等部生もいつも以上のパワーを発揮して活動しているように見えました。こちらも創立記念式に負けない笑顔一杯の時間で、秋にもう一度行われる交流及び共同学習が、今から待ち遠しいです。
7月7日(木)は、中学部の「わいわいバザー」と高等部木工班のバザー(ビラ配りが中心)が、それぞれ米沢市役所・ヤマザワ堀川町店、イオン米沢店で開かれました。この日の販売を目指して毎日作業学習に取組み、作成した製品を一つでも多く販売しようと、はっぴを着た本校の生徒たちがどの場所でも生き生きと活動していました。本校の織り姫や彦星に勧められ、私の財布もすっかり軽くなってしまいました。
高等部の「米養高等部バザー夏」本番は、12日~14日までの三日間、米沢市役所とすこやかセンターで開催されます。ぜひ、お時間のある方々は足を運んでいただき、生徒たちの学習の成果をご覧いただければ幸いです。
1学期も残り2週間となりました。教職員も今学期の成果と課題をきちんと整理して児童生徒の様子を「えがお」でお伝え致します。そして、課題を乗り越えるにはどうしたらよいか一緒に考えながら今後の各取組みに活かしていきたいと考えております。笑顔で1学期を終えられるよう、ご協力ご支援のほどを引き続きお願い致します。
平成28年7月8日
県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀