昨日、米沢養護学校やまなみ学園分教室と長井校の1学期が終了し、本日から夏休みになりました。
本校は、先週の金曜日(22日)に「1学期終業式」が行われすでに夏休みに入っておりますが、病院訪問教育は、さらに早く20日に米沢病院で1学期の終業式を行いました。つまり大原は、このたび4回の終業式でお話しをさせていただいたということです。
どの終業式でも、最後に「2学期の始業式の日に、にこにこ笑顔で会いましょう」と、皆さんと約束を交わしました。ご家庭で毎日元気に過ごされることを教職員一同願っております。
さて、校長として初めての経験となりました学期の締め括りの終業式ですが、それぞれ感慨深いものがありました。
病院訪問教育の終業式は、いつも学習する教室にほとんどの児童生徒が集まり、スライドなどを通じて1学期の思い出を振り返ります。水彩画を描いた人、映画館に行った人、上山の足湯に入った人、「いこいの家」に宿泊した人、・・・などなど、たくさんの活動がありました。私宛に手紙を書いてくださった人もいました。2学期になったら、私の似顔絵が届くのを楽しみに待っています。なお、教室に来られない方は、病室においても終業式を行いました。
本校の終業式は、体育館の真ん中に人数の多い高等部が整然と並び、その両脇に中学部と小学部、家庭訪問教育が並びます。壇上で話をする私を、みんなしっかりと見ていました。数え切れないたくさんの純粋な瞳に見つめられて、少し緊張した声はうわずりました。その後、児童生徒代表で発表した高等部2年の男子生徒の堂々とした態度には、感心するばかりです。自分の目当ての「時間を守る」「堂々と発表する」という1学期の目標はばっちりでしたので、夏休みの間も2学期の目標達成に向けてしっかりとした生活を過ごすことができると確信しました。
長井校の終業式は、豊田小学校と共有で使用している「多目的ルーム」内で行いました。6人の児童の半数の3名が、1学期の思い出を発表しました。「仲良し広場」で遊んだことが思い出NO.1だったようです。人数が少なくても、子どもも先生も保護者も全員で一緒に歌うと気持ちはどんどん高揚し、自然に身体も動いていました。
最後を飾るやまなみ学園分教室の終業式は、小学部の教室を2つ繋いだ教室で行いました。ここでは、小学部から高等部までの19名全員が1学期の学習を振り返り、頑張ったことを発表しました。自分の発表だけでなく、他の人の発表をきちんと聞いている姿はすばらしいと思いました。ちなみに、この日は散髪デーだったため、19名全員の髪型もピシっとしていて儀式にふさわしい雰囲気でした。
1学期間のご協力ご支援、本当にありがとうございました。保護者の皆さんと地域の皆さんのバックアップなくして学校教育は成り立ちません。2学期からも引き続き宜しくお願い致します。
約1ヶ月の長いようで短い夏休みですが、この機会にしかできない体験をし、いっそうたくましくなった皆さんと会える始業式×4を楽しみにしております。
平成28年7月26日
県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀