7月に入りました。1学期も残すところ2週間です。6月から中学部と高等部は作業学習に取り組んできました。中学部は7月6日、7日に校内でのバザーを行いました。1年生は、初めての作業学習でした。最初は戸惑いながら取り組む姿が見られました。日が進むにつれ、自分のやるべきことを理解して作業学習に取り組む姿が多く見られる様になりました。バザー当日は、自分たちの作った製品を自慢げに販売する姿が多く見られました。
平日にもかかわらず、多くの保護者の皆様に来校いただき、購入いただきました。生徒たちは自分の作ったものが売れ作業学習のやりがいを感じることができました。ご協力ありがとうございました。
高等部は7月13日、14日に米沢市役所でバザーを行いました。最近、新型コロナウィルスの感染者数が再び増えはじめ、本当に開催できるのか心配しましたが、無事に2日間開催することができました。新型コロナウィルス感染拡大によりこの2年間、対面での販売活動が制限されてきました。高等部は3年ぶりに米沢市役所での対面販売です。このバザーを目指して、生徒の皆さんは自分のできる力を生かして作業製品作りに取り組んできました。今回のバザーで、自分たちの作ったものを自ら販売し、購入していただいた方に喜ばれる体験を通して働くことの尊さや楽しさを味わうことができたように思います。
また、会場で「この日(再開)を待っていました」や「米織りのバックを妻に頼まれてきた」、そして「先日実習に来てもらった○○さんに会いにきました」と複数のお客様に声を掛けていただきました。米養高等部バザーを、そして生徒たちの活躍を楽しみに待ってくださっている方々が多数おられることに大変勇気づけられました。これからも皆様の期待に応えられるように本校の教育活動を進めて参ります。
最後に販売スペースをお貸しいただいた米沢市役所の皆様をはじめ、ご協力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
令和4年7月19日
山形県立米沢養護学校
校長 山吉 泰