-児童生徒を真ん中に置いた教育-
山形県立米沢養護学校
学校の写真
 

住所

本 校
〒992-0035
山形県米沢市太田町4丁目1番102号
TEL  0238-38-6100(事務室)
         0238-38-6101(職員室)
         0238-38-6102(寄宿舎)
         0238-38-6107(高等部就労コース)
FAX  0238-38-3891
         0238-38-6108(高等部就労コース)
E-mail:yyoneyo@pref-yamagata.ed.jp


分教室 (山形県立やまなみ学園内)
〒993-0033
山形県長井市今泉1812番地
TEL・FAX 0238-88-9118


長井校 (長井市豊田小学校内)
〒993-0034
山形県長井市歌丸976番地
TEL 0238-88-5277
FAX 0238-88-5280
E-mail:ybunnagai@pref-yamagata.ed.jp

西置賜校 
〒993-0014
山形県長井市小出3770番地1
TEL 0238-84-5520(職員室)
          0238-84-5521(事務室)
FAX 0238-88-1588
 

日誌

よねようの工夫 >> 記事詳細

2016/09/30

よねようの工夫

| by ippan

よねようの工夫
児童生徒の活動で使われている、教材・教具の一部を御紹介します。
ふんすい 
  送風機やボールプールでの遊びが好きな児童や、上からボールなどが降ってくる遊びが好きな児童がいました。そこで、「ぼうけんじま」の雰囲気に合わせて「ふんすい」のように、入れたボールが上に吹き出す遊具を作りました。大勢の児童が同時にボールを入れて楽しめるように、入れ口に漏斗を付けました。また、大きなボールプールを使ったことで、中でも外からでも遊ぶことができるようにしました。その結果、みんなでボールを入れる姿や吹き出し口に手を当てて風やボールが飛んでくるのを楽しむ姿、降ってきたボールの変化を楽しむ姿が見られました。                          H28年7月 小学部
 
 ぼうけんやま
 ダイナミックに体を動かして遊ぶことが好きな児童や、スリル、スピード感を味わうことが好きな児童がいました。そこで、ステージ上に設置したやぐらの上から、フロアまで一気に滑り降りる大型の坂を作りました。友達や教師と一緒に遊べるように坂の幅は広くし、複数人で乗って滑り降りる乗り物も用意しました。また、どの児童も楽しめるように、大型の坂の他に、ステージからフロアまで滑り降りる小型の坂も設置しました。その結果、笑顔で繰り返し坂を滑って遊ぶ姿や友達や教師と一緒に並んで滑ったり、乗り物に乗って滑ったりして遊ぶ姿、手足を広げたり、うつ伏せになったりと様々な滑り方をして遊ぶ姿が見られました。               H28年7月 小学部
 
 めいろ
 関わり遊びが好きな児童が多く、「ぼうけんじま」のテーマに合っていたことや、児童にとって経験のないものだったということから、この遊具を設定しました。「ぼうけんじま」の世界観に浸れるように、めいろに絵の具でペイントしたり、恐竜の絵を描いたりしました。さらに、めいろを直線ではなく、ぐねぐねと少し複雑な形にしたり出入り口を色々な場所に設けたりして、期待感を持って遊べるようにしました。活動の後半には虎のキャラクターを登場させました。その結果、友達同士で驚かせ合う姿や汗をかきながら繰り返しめいろを楽しむ姿、懸命に虎を退治する姿などが見られ、盛り上がっていました。めいろの中では、じゃんけんをして勝ったほうが先に通るなどやり取りも生まれ、めいろ遊びを通した児童の様々な関わりができました。                  H28年7月小学部
 
 一人で焙煎作業が進められるようにするための工夫
 コーヒー班のAさんはコーヒーの焙煎作業に取り組んでいます。市販の手回し焙煎機を使用していますが、ハンドルを上手に回さないと風防の部分がガタガタとガス台の上で動いてやりにくそうでした。金具とばねで五徳に固定することで作業がやりやすくなりました。
 また、焙煎後の冷却を一人でできるように、ドライヤーを冷風にセットし台の上に固定しました。さらに手元でドライヤーの電源を入れたり切ったりできるように写真のようにスイッチを取り付けました。  
             H28年7月 高等部 コーヒー班
 
 石けん粉を「ふるい」にかける際の補助具
 石けん班のBさんは、石けん粉を「ふるい」にかけ、より細かい粉にする作業を担当しています。粉が落ちる箱は小型の衣装ケ―スを改造して使用しています。また、ふるいの下部にローラーを装着し、凸凹の面を往復させる補助具を使っています。
 以前はふるいにかけた粉が箱にたまると、次の工程に進むために粉を別の箱に移し替える作業がありました。しかし、石けん粉を飛散させてしまうなどの問題がありました。そこで、全て箱を同じ大きさにし、ふただけを交換すれば良いように改善しました。作業の流れもわかりやすくなり、より効率のよい作業ができるようになりました。      
             H28年7月 高等部 石けん班
 

 
 粘土を切るための補助具
 陶工班では、土練機でつくった円柱状の粘土を半分に切る作業をします。これまでの補助具は粘土切りのワイヤーを溝に通すタイプでした。今年粘土切りを担当しているC さんは、その溝に通すことが苦手で、途中で引っかかってしまうことが多くありました。そこで、溝に通すことなくレールの上を滑らせるタイプの補助具を試作しました。
 実際に使用したところ、うまくいくことも多いのですが、レールからワイヤーが浮いてしまうことがありました。今後レールの角度を調整したり、ワイヤーを引くタイプを試作したりして改良したいと思います。                                        H28年7月 高等部 陶工班
 ポケットの口縫いをするための補助具
 縫工班ではリバーシブルバッグを作っています。表面と裏面どちらにもポケットをつけるのですが、Dさんはそのポケットの口縫いを担当しています。
 ミシンをまっすぐ縫うことが難しかったので、写真のように型紙にしっかり貼り付け、またまっすぐ縫えるよう両側にガイドをつけました。縫い初めの位置が分かるように、型紙に線が引いてあります。このような補助具を用意したことで手順を理解し、自分から自分で分かって取り組むことができるようになりました。   H28年7月 高等部 縫工班
 
 サンダー掛けの際に木材を固定する補助具
 サンダ―掛けを担当しているEさんは、力が強くないので、両手でサンダ―持って作業に取り組みます。片手で部材を押さえ、もう片手でサンダーを操作するのがなかなかうまくいかないようでした。そこで、サンダ―を掛けている間、部材が動かないように固定すると、サンダ―を両手で持ってでも取り組めるのではないかと考えました。
 補助具を用意したところ、サンダ―掛けをしている間は部材が動くことなく、端から端まで丁寧に磨くことができました。
            H28年7月 高等部 木工班
 
 顔を上げて活動するための書見台
 Fさんは首の力が弱く、下を向いていることが多かったのですが、書見台を使うことで顔を上げて活動できるようになりました。カレンダーで予定を確認したり、シールを貼ったり、また、複数の物が並べられた中から選択したりと、様々な活動に使っています。Fさんにとって、学習のときの必需品になっています。  H28年7月 病院訪問教育
 



16:44