12月に入ると、急に冷え込んできて、朝晩は雪になる日が多くなってきました。私は山形市から毎日通っていますが、山形市は降っていなくても米沢市に来たら降っていたり、またその逆だったりと、同じ県内でも冷え込み方はずいぶん違うなと実感しています。
そんな中、毎日子どもたちを送迎してくださる保護者や通学支援サービスの業者の皆さんには、凍結した道路の運転や、強い風の影響に十分注意しながら通ってくださるよう、改めてお願いしたいと思います。
さて、毎朝、担任や学部主任等に混じって、私も昇降口前で児童生徒をお迎えしていますが、雨が降ろうが雪が降ろうが元気に登校してくる姿に、朝から本当に嬉しくなります。
遠くから「おはようございます」と大きな声で挨拶しながら歩いてくる子、「校長先生-!」と手を振りながら駆け寄ってきて、握手を求めてにこにこ笑顔の子、声は出さないけどそっと手を出してタッチを交わしてくれる子、「今日(の給食)ご飯?」と何故か給食を私に確かめる子・・・、一人一人違っていて様々な挨拶の仕方があるのですが、その一つ一つが私の心を温めてくれます。私にとって、その日一日のエネルギーを充電できる貴重な時間です。
以前はこちらが声を掛けても挨拶を返すことができなかった子の中にも、ふと気づくと自分から「おはよう」と挨拶してくる子もいますし、お辞儀が苦手だったのに、私の前で立ち止まってぺこりと頭を下げる子もいます。また、送ってくださるお母さん方の中には、「校長先生昨日は出張でいなくて寂しかったですよ」などと声を掛けてくださる方もいて、嬉しさで思わず挨拶の声も大きくなってしまうほどです。
逆にいつもと違う雰囲気で登校している子がいると、何かあったのだろうかと心配し、担任に尋ねたりしていますが、通学の安心・安全のために始めた立哨が、私にとっては学校生活でなくてはならないものへと変化しています。
今後、雪が積もって、駐車場のスペースもだいぶ狭くなり、車同士のすれ違いにも今まで以上に注意が必要になります。ぜひ、校地内や校門付近では最徐行(10キロ以下)の習慣を今一度徹底していただき、安全な通学へのご協力をよろしくお願いいたします。そして、元気な挨拶とにこにこ笑顔で一日をスタートしましょう。
平成28年12月8日
県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀