●遊具を作った背景は… ボールプールが好きな児童が多く、これまでの遊びでもボールの上に寝転がったり、ボールプールのなかを歩いたり、ボールを投げて遊んでいました。 ボールを投げて遊ぶよりも、直接、ボールを袋などに詰めたり、箱に入れたりして遊んでいる様子から、この遊具を考えました。 また、子どもたちの普段の遊び、「おもちゃや積み木の箱をひっくり返して出して遊んでいる」様子から、ボールをたくさん入れて、ふたを開き一気に出せるようにしました。●こんな工夫をしました。 どの方向からもボールを入れることができるように、かっぱの皿(頭の部分)を広くし、一度にたくさんのボールを入れられるように大きな「ひしゃく」や「つぼ」「ボールすくい」の道具を用意しました。他にも、中が見えやいようにお腹に透明のふたを付けたり、開け閉めも自由にできるようにしました。●こんな児童の姿がありました!! 「ひしゃく」や「ボールすくい」を使って、かっぱの皿からボールを入れて遊んだり、かっぱの中にボールを満杯に入れて、ふたを開けて一気に出して遊んだりする様子が見られました。また、「つぼ」にボールを入れては出して遊ぶ児童やかっぱのお腹に頭を入れて、ボールが落ちてくるのを見たり、埋まったりして遊ぶ児童もいました。
【病院訪問教育】
枠の中にボールを敷き、その上に板を置いて乗ると、前後左右に動くことができます。普段、車椅子では感じられない左右への動きや回転が楽しめます。スロープを設置することで、車椅子でスムーズに板の上に移動することができました。車椅子から降りて乗ることもでき、一人ひとりが自分なりの方法で楽しめる活動になりました。