2月になったと思ったらもう10日が過ぎようとしています。まさに2月は「逃(2)げる」月ですね。逃げないように追っかけてまいります。3月は・・・。
今週の月曜日(6日)に「わいわい広場」において、平成29年度の児童生徒会役員任命式を行いました。来年度の児童生徒会長1名と、副会長3名(高等部から2名、中学から1名)に任命状を手渡し、来年度執行部として米養の児童生徒会を先頭に立って引っ張っていくことをお願いしました。
この4名は、1月30日の児童生徒会役員選挙で中学部と高等部から選ばれました。以前は、会長も副会長も立候補する人がそれほど多くなく、1人しか出ないために会長として認めるか認めないかという選挙?になることもありました。しかし、今回はそれぞれの役職(ポスト)に複数の生徒が立候補し、投票日当日まで毎日素晴らしい選挙活動を繰り広げました。
各候補者は米養をさらに良い学校にしようと考えて、「友達を大切にし、笑顔のある学校にします」、「元気なあいさつでみんなが仲良くできる学校にします」、「人の役に立つ経験を積める学校にする」、「きれいな学校にする」・・・など、立会演説会では公約をしっかり述べており、頼もしい限りでした。それを聞いている有権者もうなずきながら、誰に投票しようか自分から自分で考えようとしておりました。もちろん教員も自分のクラスから出た候補者を支えながらも、選挙のやり方や必要性に関してもこの機会を利用して教えることに努めました。
高等部は、「米沢市明るい選挙推進協議会」に出前講座を依頼して、選挙について詳しく学ぶと共に、実際の公的な選挙で使う記載台や投票箱をお借りして、今回の選挙で投票を行いました。
その結果、当選した生徒と残念ながら落選してしまった生徒が出たわけですが、本当に紙一重でした。本校を良い学校にしようと自ら立候補し惜しくも落選した生徒にも、今後また様々な場で活躍していただきたいと思いますし、大きな拍手を送りたいと思います。
さて、来週は「高等部入学者選考」があります。本校の中学3年生だけでなく、置賜地区の中学校の生徒も多数受検します。現在は、期待と不安が入り交じっているところでしょうか。今年度は西置賜校がまだ開校していないので、本校での受検となりますが、来年度からは米沢養護学校も複数の場で同時に入学者選考が行われることになります。公正公平に選考が行われるように教職員一同も緊張しながら当日に向け準備を進めてまいります。
平成29年4月から新たな本校の歴史がスタートします。来年度のテーマは「安全・安心な学校」にプラスして「チームとしての学校」の実現です。
平成29年2月10日
県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀