校長室だより <H29:第7号>
先週は、「米沢養護学校本校」の学校見学会でした。市町の役場や福祉事務所の関係者の方々、保育園や小中学校に通う保護者や教職員など、本校に興味・関心のある方々に本校の授業等を参観していただき、本校の教育や特別支援教育に関する理解を深めていただく重要な会です。
今年度本校の見学会には、80名の参加となりましたが、実はここ数年100名を超える申込みが続き、十分に参観できなかったり、あまりの多さに児童生徒の活動にも影響したりしておりました。そこで、福祉事業所等の方々には別な機会での参加を促すと同時に、参加者の数も限定させていただきました。それでも多くの人数の参加ということになり、改めて本校のニーズと使命、責任を感じたところです。
私も、15分の時間をいただいて学校の概要について説明しましたが、お伝えしたいことがたくさんあって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。十分に伝わったかどうか終わると反省ばかりしています。
その反省の下、今週は「長井校」の学校見学会で、学校概要の説明を行ないました。長井校の見学会には30名の参加がありました。長井校は本校と違って、スペースもわずかですので、この人数でも校内はいっぱいいっぱいです。この時期は、プール学習があり、外のプールへ見学に行くことで多少ばらけますが、全員が教室に向かえば廊下中に人だかりで、子どもが通る隙間がないほどです。
開校して3年が過ぎたばかりですが、昨年度の巡回相談や教育相談は60回を超え、今年度も保育園や幼稚園等の研修会講師に教職員を何度も派遣するなど、西置賜地区のセンター的機能を十分に発揮している姿の証明であると考えています。
そして来週は、今年度開校したばかりの「西置賜校」の学校見学会です。今のところ申込者は23名と、高等部だけの特別支援学校として初年度としてはこちらもずいぶん多いと思います。順調にスタートした西置賜校の高等部生の生き生きとした姿をしっかりと紹介したいと思います。
長井校も西置賜校も、本校とは違う目玉としてそれぞれの学校との「交流及び共同学習」があると思います。インクルーシブ教育システムの理念のもと、地域で学び地域で育てることを大切にした取組みを今後も進めて行きたいと思います。今後とも、ご協力ご支援宜しくお願いいたします。
今日は七夕です。何を願いましょうか。
平成29年7月7日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀