朝晩はすっかり涼しくなり、日中も秋らしさを感じるようになりました。ようやくエアコンの使用が必要なくなって、事務部の面々も使用電気代の請求にどきどきすることもなくなるのではないでしょうか。今夏休み中に、まだエアコンの入っていなかった4教室に、エアコンを設置していただいて、これですべてのホームルーム教室にエアコンが設置され、快適な中で学習ができるようになりました。まだ、作業室や会議室などにエアコンがないので、次の設置をとお願いしたいところですが、鶴岡養護学校や新庄養護学校などまだホームルーム教室にもエアコンが設置されていない学校もあり、県教育委員会も状況を考えながら順序よく設置に向け配慮いただいておりますので、特別教室への設置には少し時間が掛かりそうです。
様々設備が古くなり、修理や改善を要求したいところは他にもたくさんありますが、本校だけでなく、特別支援学校や県立高校などすべての県立の施設を考えて予算を配分していただいているので、なかなか無理強いはできません。その中で、今年度は高等部の木工室の外に新しい集塵機(ちりやほこりを吸い上げる機械)を入れる小屋のような物を設置いただき、以前よりぐっとクリーンな環境で作業できるだけでなく、木工室内に置いていた集塵機がなくなったので、作業スペースも広くなり活動もグッとはかどるようになりました。同様に、石けん班の部屋にも企業からの寄付で集塵機を取り付けることも考えていますが、教員が汗水垂らして大掃除をした結果、現在環境はすっかり良くなっております。(グッドです!)
さらに、夏休み明け後1週間ほど、体育館の東側の壁に足場が組んであったのをご存じかと思いますが、壁のひび割れで剥がれた小さな石等が落下する危険性を考え、応急的な処置ではありますが、急遽塗装等を施していただきました。
これらには、少ない予算の中配分していただき、県教育委員会には本当に感謝致しておりますが、本校の事務部の職員が県に何度も説明し、書類等をたくさん作成して依頼し、実現したものばかりなのです。子どもたちが良い環境で学習や生活ができるように毎日一生懸命考え、対応しようとしているのは教員や寄宿舎指導員ばかりではありません。事務部の職員や学校技能員、調理師・栄養士等のチームプレーに支えられているのだと、改めて私は感謝しています。
県全体で管理運営費(=ランニングコスト)が毎年減らされている中、それを言い訳とせずに、昨年度よりも今までよりも良い結果を出せるよう、学校教職員一丸となって頑張って教育に励んでいきますので、ご家庭でも新しい一歩や改善をご理解の上、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。
平成28年9月16日
県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀