5月26日(金)、運動会が全員でできました!
当日の朝はどんよりとした曇り空。早朝6時に学校に行ってみると、何人かの教師が不安そうにグラウンドを歩き回っていました。実は私は前日まで出張で学校を二日間留守にしておりましたが、その二日間に雨が降り、グラウンドには水たまりはないのですが柔らかくて心配な箇所がありました。晴れればグラウンドも乾くのでしょうが、空を見れば晴れるどころかむしろまた降ってくくるのではと思われる空模様でした。非常に悩ましい。
ここは校長の決断です。「大丈夫。やろう!子ども達はやりたいと思っている。」そこからは、開始時間まで教職員一同の大作戦が始まりました。土(砂)を運んできてグラウンドにまく者、水はけの良い場所を見つけながらライン引きを行なう者、テントを張る者、・・・など、互いに声を掛け合いながら開催に向けて皆が動き、あっという間に大運動会の会場が出来上がりました。手前味噌ではありますが、「チーム米養」見事です。
当日の子ども達の頑張りに関しては、ご参会のご来賓や保護者の皆さんにも褒め称えていただいたとおり、各学部とも一人一人が持てる力を発揮していましたが、特に今年度は高等部生徒が補助役員(実際の企画から道具の準備や放送などの仕事を行なう)を努めるなど、主体的な学習活動となりました。当日の取組や写真等については、廊下等の掲示板に掲示してありますので、ぜひご覧ください。
また、応援合戦はリーダーに合わせて赤組も白組も声や振付けを揃えて、精一杯戦っていました。勝敗は甲乙付けがたく、最後まで迷いました。審判泣かせでしたよ。
運動会本番まで、暑い日が多かったこともあり、なかなか気持ち的に不安定になる子もいたことと思います。それでも、本番で米養の児童生徒が全員で競技したり応援したりしたことでの達成感や充実感は何よりも勝るのではないでしょうか。この経験を今後の学習や生活にも活かせると信じています。小学部の子どもが高等部の先輩の姿を見て、自分も大きくなったら速く走るぞ、応援団長になるぞなど、将来の自分を想像する良い機会となりました。
当日は最後まで応援いただきありがとうございました。子どもと教職員と保護者の皆さんの全てのチームワークのおかげで、大満足感をゲットさせていただきました。本当にありがとうございました。
さらに、翌週の5月29日(月)には、恒例の南部小学校の保護者の方々との交流花壇づくりにも多くの保護者の皆さんが集まっていただき、プランターにきれいな花を植え昇降口や玄関を飾っていただきました。毎日花に迎えられる登校は素敵です。見た目が100%です。「米養最高!」
平成29年6月8日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀