「よねようまつり2016」が、予定どおり先週の18日(金)に幕を開け、翌19日(土)の正午にフィナーレとなりました。18日は好天気にも恵まれ、参観の保護者も例年を上回り、いすが足りずに急遽追加するという、嬉しい誤算でした。
一般公開日の19日は、朝からあいにくの雨模様で、お客様の出足を心配しましたが、何と開場前から行列ができ、結局は519名もの来場という、記録を取り始めてから新記録となった昨年度の来場者に引けを取らない多人数の来場者となりました。改めて本校作業製品の人気の高さを実感すると共に、地域の方々の本校の様々な活動に対する関心の高さに感謝感激いたしました。
19日の作業製品の販売では、公開研究会での講師の先生からのご指導を受け、今まで以上に陳列の仕方や包装・ラッピング等にも力を入れ、児童生徒主体で取り組むことができたと思います。きらきら光る病院訪問教育や、やまなみ学園分教室の製品、今年度からの取り組みである、小学部6学年の製品などはあっという間の完売でした。
今回の販売活動を通じて、『手応え有り』と身を持って感じた児童生徒が、次の活動にまた「自分から自分で」精一杯向かうことができ、生きる力・人間力の育成につながっていくと確信できました。本校の日頃の実践にご理解をいただき、積極的にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
それにもまして、参観された保護者の皆様しかご覧いただけなかった18日の「よねようまつり1日目」の方も、児童生徒の笑顔がいっぱいの活動であり、2日目以上にご覧いただきたいと感じる活動となりました。
各学部から選抜された「おまつり委員」の進行の下、おまつり前日まで各学部で取り組んだダンスを中心とした発表には、どの発表を見ても感動を味わえるものでした。小学部の「おまつりだんだん」(私は全く知らない某有名ロックグループの「団地でDAN!RAN!」の替え歌&ダンス【作詞・編曲・振付け:小6担任山口孝夫】)で始まり、中学部は勇ましい太鼓の演奏や鳴子などを使って踊る「ズッコケ男道」(こちらは私も知っている確か「関ジャニ∞」の持ち歌)、そして70名程の高等部生が一堂に会して大迫力で演じる「ロックソーラン」と、これでもかという凄いインパクトがありました。
他にも、分教室の「ハイタッチ体操」や「どぽとばし音頭」、長井校の神輿やお獅子の練り歩き&「虹色の笑顔」【作詞・作曲:寄宿舎指導員堀謙太郎】の歌なども合間に披露され、演じる方だけでなく、鑑賞する児童生徒にとっても様々な体験ができる活動となりました。
ダンスや歌などに得意、不得意はあると思いますが、学級や学部全体で一生懸命取り組み、みんなの前で発表し、拍手喝采を浴びて達成感や満足感を味わう活動は、できるだけ取り上げ、多くの方々にご覧いただきたいと考えてはいますが、1年間の教育活動の中で何もかもという訳にはいきません。児童生徒の意欲や個性を大切にしながら必要な活動を考え精選し、バランスのよい教育課程を編成していきたいと思っています。
そのためにも、現在お願いしております「学校評価」に関して、忌憚のないご意見をお寄せいただければと思います。今年度の締め括りの活動はもとより、来年度に向けた活動はもう始まっているのです。
平成28年11月24日
県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀