本日、体育館で今年度最後の「わいわい広場」がありました。(これからは、ほとんどの活動が今年度最後の○○というようになっていきます。)児童生徒会活動や委員会活動の発表など、月に1~2回程の集会活動ですが、学部を越えて縦割りの活動を行なったり、学部毎の取組を互いに鑑賞したりと、子ども達にとって大変有意義な学習の時間です。
今回は学部毎のダンス発表があり、小学部は「エビカニクス」、中学部は「WAになって踊ろう」、高等部は「スリラー」を音楽に合わせてそれぞれ披露しました。どの学部とも全員が一糸乱れずに揃ってダンシングできてはいないのですが、堂々としかも楽しそうに笑顔で踊る姿に、見ている学部からは自然に手拍子や拍手が湧き上がります。特に最後に踊る大人数の高等部は、迫力満点です。(よねようまつりでの「ロックソーラン」に引けを取らない踊りでした。)小・中学部の児童生徒は、高等部に入ったら自分も一緒に踊れると大いに期待しているのではないでしょうか。
話は変わりますが、先週の水曜日に中学部の「おめでとうパーティ」がありました。保護者やお世話になった先生を招待し、感謝の意を込めてお菓子や飲み物を自分たちで準備したりステージ発表をしたりと「おもてなし」を行なう集会に、私も呼んでもらいました。
こちらも体育館を利用して行なった1時間半という長い活動でしたが、子ども達は誰一人飽きたりふざけたりすることなく自分の役割を全うしていました。後日、ある保護者から「私の子どもは、昨年度まで人前で話すことができませんでした。それが、今日はマイクを持って大きな声で話しをしたりダンスの中心となって踊ったりしており、びっくりしました。1年でここまで育ててくださった先生方に感謝しています。」というお言葉をちょうだいしました。とても嬉しくなったと共に、今後もさらに持てる力を発揮できるように育てていかなければならないという、我々にとっていの一番の仕事は何かを確認することができました。ありがとうございました。
どちらの集会でも、発表が得意で賞められて達成感を十分に味わえる子どもだけでなく、苦手と感じて自分を上手く表現できない子どももいると思います。ただし、子どもの個性や能力は、どんどん変わっていくものと考えます。今後も様々な活動をとおして、一人一人の可能性を信じて伸ばしていきたいと思います。そのためにも、ぜひ皆様もいろいろな活動に取り組んでいる児童生徒の様子をご覧いただき、賞め言葉を掛けていただければありがたいです。
来年度も「よねようファースト」「子どもファースト」で邁進していきます。
平成29年2月27日
県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀