暑さが止まりません。もう何日真夏日以上が続いたでしょうか。雨も全然降らずに、水不足の心配も出てきています。あちこちで熱中症の患者が出ています。水だけでなく塩分の摂取も必要ですが、何より毎日の健康管理が最も大切です。たっぷり睡眠を取るなど、翌日に疲れを残さないように気をつけましょう。
200人以上もの犠牲者が出た西日本豪雨災害ですが、3週間程経つ現在も現地での様子は悲惨な状況が続いているようです。東日本大震災を7年前に経験している私たちにとって、福島や宮城、岩手などの津波被害と重なり、ニュース等の映像を見るたびに胸が痛みます。現在39℃にも温度が上がる日もある中、復興に携わって頑張っている方々を遠くで応援しているしかない自分に、何かできることがないか考える毎日です。
本校に通う児童生徒の中に広島県に実家があるお母さんがおられますが、先週お話しをお伺いした時には「実家は浸水などは免れたのですが、未だ断水状態が続き大変です」とのことでした。しかし、「山形県から水が届いて近所に配られました。山形県が一番早かったです」と続けてお話しされたときには、とても嬉しく感じました。私の家の近くの山形県事務所から、備蓄していたペットボトルの水がトラックで運び出された様子がテレビで放映されていたことを思い出しました。
善意の輪の広がりを感じながらも、他人事でなく自分が当事者であったらどのように対応すればよいのかを常に考えておく必要があります。今までの常識は通用しなくなりました。地球温暖化や環境破壊は信じられないスピードで進んでいます。未知の状況にも正しく判断できる人間に育てていきたいですし、まず我々がしっかり考え行動していきたいものです。
写真は、先週の金曜日に飯豊町の道の駅【めざみの里】で、長井校・西置賜校・やまなみ学園分教室の3校合同バザーを開催したときの様子です。テントも貸していただき、子ども達は生き生きと販売活動を行ない、お客様とふれ合うことができました。今年度は本校でも初めて、新しくできた米沢の道の駅で中学部と高等部の窯業班がバザーを行ないました。地域や社会とのかかわりがどんどん広がっていき、自立と社会参加の仕方が多様化すると同時に、共生社会の形成が益々進んでいくことを願っています。今後ともご理解・ご協力を宜しくお願い致します。
今日は、病院での1学期終業式です。
(長井校・やまなみ学園分教室=7月24日(火)、本校は25日(水)、西置賜校は26日(木)です)
平成30年7月23日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀