4月14日(金)に、米沢養護学校西置賜校開校記念式及び今年度4つめの入学式が挙行されました。ご来賓として長井市選出の県議会議員や西置賜地区の教育長、長井工業高等学校長(西置賜校の大家さん)、県の特別支援学校長会の会長等、多くの方々にお出でいただきました。また、県教育委員会より廣瀬教育長を始め、義務教育課長や特別支援教育室の面々が主催者として参列されました。長井工業高等学校の会議室をお借りしての式典でしたが、新しい学校の1期生となる生徒達だけでなく、保護者の皆様も、そして教職員も輝いていました。(その様子については、翌日の山形新聞に掲載されておりますが、数年前から開校準備を進めてきた私にとっても非常に感慨深い式典でした。)
特に、生徒代表の挨拶は、1年生も3年生も二人とも立派で、参列者からは自然と大きな拍手が湧き上がりました。
高等部新入生7名と、本校から転入学した3年生が4名の計11名でのスタートとなりましたが、長井工業高等学校の2階西側教室のスペースを有効に活用させていただき、ホームルーム教室だけでなく作業学習等のスペースも十分に取れる広さです。入学式での呼名に対する返事の大きさに、一人一人がこれからの学校生活に大きな期待を抱いているのを感じることができました。今後、同じ【物作り】を進めている長井工業高等学校の生徒の皆さんとも自然に交流しながら、西置賜校の皆さんが自立と社会参加に向けて、充実した毎日を送っていくことを期待しています。この「校長室だより」で、これからの実践を随時お伝えしていきたいと考えています。
また、一足先に米沢養護学校長井校の中学部も、4月10日(月)に開設いたしました。こちらは、地域の小学校から入学した1年生3名と、本校から転入学した2年生1名の4名でのスタートです。今年度の長井校の小学部は9名なので合わせて13名と、規模的には多くもなく少なくもなく程良い分校という感じです。長井市立豊田小学校の中に中学部が入るということで、不安や心配もありましたが、豊田小学校の校長先生始め教職員の皆さんや地域の方々が温かく迎えてくださり、何より豊田小学校の児童が今までの交流及び共同学習の成果か、自然とふれ合うことが継続されております。
今後、長井校中学部の様子も随時お伝えしていきますが、今年度より西置賜地区に小・中・高の揃った特別支援学校がようやく開校したことに、関係各位の皆様に心より御礼申し上げます。長井校、西置賜校は離れていても一つの学校として考え、教育活動を進めて行きたいと思います。
「チーム米養」、「チーム西置賜」をどうぞよろしくお願いします。
平成29年4月18日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀