10月も終わろうとしています。今週の初めに、21世紀で一番強い秋台風が到来しましたが、本校では大きな被害を受けることなく過ぎ去ったことに胸を撫で下ろしています。被害を被った地域に関してはお見舞い申し上げます。23日の月曜日は、山形県内で100校以上の学校が休校になったようです。
本校では前日にマメールで登校時の注意喚起(家庭での自己判断を含む)等を行ない、通常授業を進めましたが、特に遅れて登校する児童生徒もおらず、普段どおりの活動ができました。今後も悪天候や何かあった場合を考えると、マメールの登録を未だされていない方は可能な限り登録をお願いできればと改めて感じました。宜しくお願いいたします。
写真は、25日に山形市内に本社がある「アジア株式会社」の営業部の方が本校を訪れ、車いすを寄付していただいた時のもです。こちらの会社は今年創立70周年だそうで、医療機器等の販売においては著名な会社であり、この機会に70カ所の関係機関に車いすを送ろうと考えられました。その一つに本校が選ばれ、この日に寄贈となりました。本校の児童生徒が体調を崩したときの移動手段等に有効に活用させていただきます。ありがとうございました。
このような思いがけない寄贈など、毎年様々なところにお世話になることがあり、大変感謝しています。なかなか少ない予算(山形県教育庁で毎年一生懸命予算を付けて配分してくださっていることには大いに感謝しておりますが)から、児童生徒の活動に必要な備品を購入していくことは年々難しくなっています。優先順位を付けて購入していますが、十分とは言えません。
今年度は、「山形銀行」が学事振興基金として多額のご寄付をくださり、大きなテントを購入して校外での学習等で販売活動を行なったり多目的に使用したりすることが可能になりました。また、昨年度もご寄付いただいた米沢市の「近野財団」から、児童生徒主体の授業づくりをさらに深められるようにと、二年連続で多額のご寄付をいただいております。両財団に改めて感謝申し上げます。
これまでも、学校予算だけでは購入できなかった大型遊具や作業場の集塵機などもこういった民間企業等の寄贈により、児童生徒の活動が一層充実するようになりました。この場をお借りして重ねて厚く御礼申し上げます。これらのお返しとして、教職員はより一層生活に生きる授業実践を進め、生きる力・人間力を高める活動を進めてまいります。今後ともご協力の程宜しくお願いいたします。
平成29年10月26日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀