前回、10月25日に【アジア株式会社】より本校へ車いすが寄贈されたことをご紹介しましたが、何と米沢養護学校西置賜校へも1週間後の10月31日に寄贈していただきました。戸屋教頭と小松主事が代表で受け取りました。本当にありがとうございました。
さて、今年の11月11日は何の日でしょうか。麺の日やサッカーの日、○ッキーの日などと答える方が多いと思われますが、本校の教職員は全員『やまがた教育の日』と一番目に言うはずです。県全体で教育関係の行事が数多く開かれているわけですが、本校も先週末は「公開研究会Ⅱ」を開催しました。
今年度の「公開研究会Ⅰ」は、9月26日に開催し、小学部と中学部の生活単元の授業を公開し、小中学校に向け新しい学習指導要領を意識した授業づくりを発信したつもりです。今回は、高等部の作業学習と訪問教育部の授業ということで、小中学校や高等学校には参考になりにくい授業であったかと思いますが、同じ特別支援学校や何よりも本校の教職員が新しい知的障がい教育を研修する良い機会であったと考えます。
特に岐阜大学の坂本裕先生には、前日も子どもの排泄に関わる支援について教職員にお話しをいただきましたし、当日は高等部の助言だけでなく「次期学習指導要領改訂を踏まえたこれからの知的障がい教育」というテーマでご講演をいただきました。法令や指導要領の解説などを具体的に読み解いてくださったことで、非常に分かりやすく授業づくりのポイントが明確になりました。今後も一人一人が持てる力を十二分に発揮できる状況づくりを、丁寧に進めて行きたいと思います。他にご助言をいただきました、岩手大学の名古屋先生、県教育庁義務教育課指導主事のお二人の先生方を含め、改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。
そして今週末の18日(土)はいよいよ「よねようまつり」が開催されます。当日の天候が若干心配ではありますが、今年も開催に向けおまつり委員を中心に全員が頑張っていますので、ぜひご来校いただき児童生徒の活躍ぶりをご参観いただければと思っています。
また、同日には【川のみなと長井(道の駅長井)】において、米沢養護学校長井校と西置賜校合同のバザーも行なわれます。こちらでは、長井校中学部の生徒が作ったマスクやポケットティッシュケース、そして西置賜校の「あやめ珈琲」の販売を行ないます。本校は午前中だけの開催となりますが、こちらは午後もやっておりますので、午前中に本校に行って午後からは川のみなと長井へ行くというはしごも可能です。ぜひご参会ください。
明日の15日は長井校の「公開研究会」です。まだまだ『米養きょういくの日』は続きます。
平成29年11月14日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀