先週の土曜日に「よねようまつり2017」が開催されました。今年度も各学部が趣向を凝らした出し物やバザー製品を提供し、昨年以上のお客様を迎えたいと、【おまつり委員】が中心となり児童生徒と教職員が一体となって準備してまいりました。その結果昨年の519名を大きく上回る601名という来場者数を記録し、またまた記録更新を成し遂げることができました。(実はこの人数には、お手伝いいただいている保護者の方々はカウントされておらず、実際はさらに100人程度は多いのではと推測されていますが、公式カウント上はこの人数となります)
天気予報を覆す天候であったことや、駐車場のスムーズな移動のために保護者にもたくさんご協力いただいたことが影響しているとは思いますが、何よりも本校の活動が、地域に認められてきたことが一番の要因かと考えています。市役所や近隣の商店の軒先をお借りしての製品販売では、「良い製品だね」とお褒めの言葉をいただくことも増えましたし、チラシなどを配付する場合にも優しく声を掛けてくださる方もいらっしゃいます。地域に掲示させていただくポスターなども受入れ先も増え、ずいぶん役立っていると感じます。(山形県の教育次長がこの日米沢市にラーメンを食べにいらっしゃった際に、たまたまポスターを見てよねようまつりに来てくださいました)
今年度から2日開催から1日だけ開催となりましたが、内容は充実していると自負しています。小学部は集会室を使用し、学年毎に出し物を発表しました。劇あり、ダンスあり、長井校の歌もありと、会場から人があふれるほどの盛況でした。
中学部、高等部、分教室はいつものように作業学習で作った製品の販売が中心の活動でしたが、それぞれ工夫があったと思います。特に高等部のコーヒー班が行なったカフェは、保護者が行なってくださった喫茶店の客を奪うくらい常に超満員だったし、縫製班が行なったワークショップの「ガーランドづくり(※写真参照)」も新しい企画で、参観者との距離が縮まった気がしました。
また、今回は高等部と交流及び共同学習を毎年行なっている「九里学園高等学校」から数名の生徒が声を上げ、本校の高等部生徒と一緒に開催者側での活動に参加していただきました。これこそが日頃の活動の成果であり、共生社会の形成へと本校が寄与していると言われる証明と考えます。
今後も、様々な場で本校から発信を続け、障がいのある人もない人も個々の違いを認識しながらも生き生きと活躍できる社会を目指して行きたいと思っています。そのためにも、今後も今回同様皆さんのご協力を宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。「せめて言わせて幸せですと!(よねようまつりテーマ曲より)」
平成29年11月24日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀