3月になりました。先週末に気温がだいぶ上がったおかげで、学校前の道路や駐車場の雪もかなりとけて(もちろん排雪も行ないましたが)、ようやく春の到来を感じさせる時期になりました。今週は病院訪問教育の卒業式が木曜日にあり、そして来週は長井校、西置賜校、本校と順番に卒業式を迎えます。今年度のカウントダウンがいよいよ近づいてきました。
写真は、先週の金曜日(3月2日)に「高等部3年生を送る会」で、エールを送った様子です。中学校と高校時代に自分は応援団長をやっていましたので、こういう機会に応援するのはたやすいものとずっと思っていましたが、最近は寄る年波には勝てず、声は歪み、タクトも曖昧になることがあり、終わった後に到底達成感を味わうことなく逆に反省しきりです。
それでも、学部の行事や活動に呼ばれると嬉しくて、リクエストに応えて(リクエストが無くても自分から披露することもありますが)エールを切ります。先日は、中学部の1、2年生が児童生徒の昇降口に、全校の卒業生のために様々な飾り(羽ばたく鳥や花等)を作って「卒業ゲート」を整えてくれました。とても丁寧に心を込めて作られており、その完成式においてもエールをさせてもらいました。応援の完成度の方は年々下がってきていますが、何とか「ありがとう」という感謝の気持ちが伝わるよう、今後も続けていきたいと思っています。
「3年生を送る会」では、こちらも高等部1、2年生が一生懸命製作したプレゼントや、温かい贈る言葉などが感動を呼び涙を誘っていましたが、卒業生と在校生が互いに合唱で思いを届ける場面が最高潮だったのではないでしょうか。とても良い時間を過ごすことができました。サンキュー。
これらの活動を繰り返していくことにより、先輩から後輩へ、卒業生から在校生へと米養の伝統がしっかりと受け継がれていくのだということを改めて感じました。メルシー。
卒業式でも多くの感動を全員で味わいたいと思います。カムサハムニダ。
平成30年3月5日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀