先週の金曜日は、高等部の入学者選考日でした。今回から米沢養護学校本校だけでなく、長井工業高等学校内に開校した「米沢養護学校西置賜校」でも行なわれました。
両校において、平成30年度の米沢養護学校高等部入学を目指す置賜地区の中学校や本校中学部の3年生が挑みました。本校進学を希望する生徒数は、今まで右肩上がりで増加する一方でしたが、今回は昨年度よりも減少しており、ピークは過ぎたのかなと思います。
私は数人との面接を行ないました。それぞれ高等部に入った場合に頑張ること等をしっかりと表現できる生徒が多く頼もしさを感じると共に、改めて受入れ側の責任を痛感しました。本校高等部を卒業した後の進路先は、以前と比較して多様化の傾向にあり、特に一般就労を希望する生徒が今年度はいつもの倍以上になりました。来年度はさらにその倍位の希望者がいるということで、高等部の教員は保護者と協力しながら進路指導を強化しています。これからも、安心して本校に生徒を預けることを選択してくださる保護者に応えられるよう、一人一人の個性にあった進路指導・キャリア教育を進めていきたいと考えています。
写真は、今年度の卒業式で授与する卒業証書です。先日卒業生全員分の押印が終了し、当日まで大切に保管しています。今回は初めて「米沢養護学校長井校」から1名、「米沢養護学校西置賜校」から4名の卒業生が出ますので、卒業式は病院訪問教育の卒業式を含めると4カ所で本校の卒業式が行なわれます(3月8日、12日、13日、15日)。卒業式まで残りわずかとなり、どのクラスでもまとめの学習となっています。送る側も送られる側もそれぞれ思い出深い卒業式になるよう互いに様々な取組みを行なっていますので、当日を楽しみにしていてください。
明日から三日間、高等部冬のバザーが「米沢市役所」と「すこやかセンター」の二カ所で開催されます。インフルエンザの流行がまだまだ心配されますが、羽生結弦や小平奈緒の平昌オリンピック金メダル獲得に力をもらいながら、インフルエンザ菌には負けないで今年度の締め括りをしっかりと行なっていきたいと考えています。ご協力を宜しくお願い致します。
平成30年2月19日
山形県立米沢養護学校
校 長 大 原 良 紀