5月24日(金)、雲一つない晴天の下、令和最初の米沢養護学校全校運動会を行いました。数日前の雨で湿った土もすっかり乾いて、絶好のグラウンドコンディションとなり、児童生徒は力いっぱい走ったり投げたり運んだりすることができました。そのお陰か、どちらが勝つか最後まで分からない接戦が繰り広げられました。
個人種目としては、小学部は「ゴールにむかって よーい ドン!(個々の実態に応じた距離に設定したゴールをめざす競技)」、中学部は「徒競走」、高等部は「70m走」に出場しました。小学部は出場者全員が最後まで走り切り、ゴールすることができました。中学部は小学部よりも長い距離で徒競走を行い、どの生徒もより速く走ろうと意識して走り、最後は気持ちよくゴールテープを切っていました。高等部は他の仲間に勝ちたいという意識が強く表れ、どの組も大接戦のレースとなりました。
応援合戦も甲乙つけがたく、それぞれ応援団幹部の号令の下で大きな声を出し、気持ちとタイミングを合わせた素晴らしい応援を行っていました。審査の結果、応援賞は白組が獲得しました。
団体種目は、小学部が「フルーツケーキをつくろう(離れたところにあるスポンジケーキの台まで仲間と交代でフルーツを運ぶ競争)」、中学部が「玉入れ(低い籠と高い籠があり、計量の際にハンディが付けられる玉入れ競技)」、小・中・高等部の代表が「赤白対抗リレー」を行いました。
小学部はどちらの組も一人一人が精一杯がんばりましたが、よりチームワークよく無駄なく運んだ白組が勝ち、中学部は3回戦までもつれた接戦を制した赤組が勝ち、最後の団体種目に勝敗の行方が委ねられました。
「赤白対抗リレー」は、最後まで抜いたり抜かれたりを繰り返し、最後の最後で赤組がこのレースを制し、総合優勝旗を手中にしました。
戦いを終えた児童生徒の顔からは達成感と心地よい疲労感が見て取れ、一人一人が大変有意義な学びをしたことがわかりました。当日、大変暑い中グラウンドまで駆け付けてくださったご来賓の皆様、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
令和元年6月6日
山形県立米沢養護学校
校 長 飯 野 明