


大型連休が過ぎた後の5月8日(金)に、米沢市にある本校も、ようやく入学式を執り行うことができました。校門の桜もすでに散り果て、新緑のまぶしいこの5月に入学式を行うというのは、私も、さすがに初めてのことでありました。
それでも、子どもたちは、とてもうれしそうで、この日が来るのを待ちわびていたことがよく分かりました。当日は、来賓はお迎えせず、在校生も参加させずに、新入生とその保護者の方々と、教職員も全員ではなく担任等のみに参加者を絞って式を実施しました。式への参加態度はとてもよく、最後までみな落ち着いて参加することができました。
5月13日(水)からは、学校再開に向けて段階的に登校日を設けることになったため、初日となった、13日と14日には、校長から、1学期の始業に当たっての話をしました。集会を開くことができないため、私は、職員室にあるマイクロフォンに向かって話をし、子どもたちは、各教室に分かれて放送を聞きました。あとで、担任から話を聞くと、どの子もしっかりと耳を傾けて、私の話を聞いていたようでした。因みに、長井校と西置賜校は、1日早い12日(火)から登校日をスタートさせました。どちらの分校でも、子どもたちが、張り切って登校してきたことを聞きました。
今後は、感染防止策を徹底しながら段階的に学校再開を目指すこととし、5月18日(月)から22日(金)までの週は、登校日を週3日に増やし、5月25日(月)から29日(金)までの週は、短縮日課の午前授業ではありますが、毎日登校するようにし、そして、6月1日(月)からは、給食も開始して通常日課を行う完全学校再開を目指していきます。
ただし、今後、再び感染者が出てしまったりすれば、また自粛の日々に戻ってしまうことになりかねません。そうならないよう、皆が意識を高くして、新型コロナウィルス感染症に罹らないように気を付けていかなければなりません。ぜひみんなで気を付けていきましょう。
また、家庭訪問教育のみなさんについては、ご家庭と十分に相談して訪問再開の時期を検討していくようにいたします。訪問できるようになるまでは、DVDや課題等をお届けしますので、どうぞご活用ください。
今は、日本中あるいは世界中が、この新型コロナウィルス感染症のために大変な状況に陥っています。一日も早くこのような状況が解消され、世の中に平穏が戻ることを祈念しております。その日が来るまで、みんなが注意を怠らず、感染防止に努めて、新型コロナウィルスに罹らないように気を付けてまいりましょう。
令和2年5月21日
山形県立米沢養護学校
校 長 飯 野 明